【大分市】400年もの歴史を持つ「丸山八幡神社」…そこには長い時を経て、今なお、見事な彫刻がたくさん残されていました!
今市の石畳の近くに、約400年もの歴史を持つ神社があるのをご存知でしょうか。
「丸山八幡神社」といい、1610年に熊本藩主・加藤 清正が安全祈願のため、菅原 道真を祀る天満社を建てたのが始まりと言われています。
そして、天満社が建てられてから約100年後の1720年。
今市の豪商・松田 庄右衛門尉長次が楼門を寄進しました。
石段の上にそびえる楼門の最棟高は8メートル余り。
徳川 家康を祀る日光東照宮の門を模したもので「日暮らしの門」とも呼ばれています。
見比べてみると屋根の部分など、日光東照宮の陽明門を彷彿とさせるものがありますね。
(画像は日光旅ナビHPより)
しかし、この「日暮らしの門」。
注目すべきはその形だけではありません!
ご覧ください!猛々しく舞う龍の姿を!
実はこの楼門には、十二支の動物と、二十四孝の彫刻が刻まれているんです!
ところで、「二十四孝」についてあまり耳にしたことが無いという方も多いかと思います。
これは中国で古来から伝わる、「親孝行」で有名な24人のこと。
松田 庄右衛門尉長次は父母の長命と、子孫繁栄を祈願してこの彫刻を施したようです。
彫刻の出来栄えはどれも素晴らしく…
これは寅ですね♪
奥に見えるのは二十四孝の一人でしょうか?
他にも…
とても300年前の彫刻とは思えないほど、鮮明に残っています。
何の動物か想像しながら見るのも楽しいですね♪
これは何でしょう?
蛇かな?それとも干支以外の動物もいるのでしょうか?
見事な彫刻ばかりで、とても全部は紹介しきれません!
ぜひ他の干支や二十四孝も探してみてください♪
(にす)