【大分市】江戸時代末期から170年以上続く甘酒饅頭のお店『堀川饅頭本舗』が閉店へ。驚きと悲しみの声相次ぐ
大分市都町の『堀川饅頭本舗』が2023年4月末をもって閉店していました。
場所は、大分駅から徒歩14分。セントポルタ中央町商店街を都町方面へ直進。R197を渡って左折後、1つ目の角を右折。ジャングル公園を直進した右手、「銀山亭」のすぐ近くにお店がありました。
店頭に閉店を知らせる貼り紙が掲示してありました。
また、公式HPでは閉店のお知らせと共に、お客様への感謝の言葉と再オープンへの思いが綴られていました。
閉店の理由は、店主の高齢化、後継者の問題、原材料費等の高騰などが重なった上でのご決断だったそうです。
大分市都町にある老舗
堀川饅頭が明日で閉店
今日の大分合同新聞 11面に掲載
170年の歴史に幕 pic.twitter.com/91ig0UVf4U— ニータン(トリニータ いちサポーター) (@yatsushicar) April 27, 2023
このことは大分合同新聞(4月27日付)の一面でも取り上げられ、そのニュースを受け、SNSでは驚きと悲しみの声で溢れていました。
名残り惜しく、#大分 の #堀川饅頭本舗柳屋 さんの想い出をば。
水曜と土日休みのため、水日休みの僕にはなかなかハードルが高く、#堀川饅頭 という #酒饅頭 一本勝負ながら、夏場は長期休業なさり、冬場を狙うしかないのです。… pic.twitter.com/T3D0jvr8mN
— 畑 主税(高島屋和菓子バイヤー公式) (@wagashibuyer) May 1, 2023
『堀川饅頭本舗』は、江戸時代末期から170年以上続く甘酒饅頭のお店で、「令和版 日本全国和のお菓子100」に掲載された名店でもありました。
堀川饅頭は、伝統的製法の甘酒饅頭で米麹の段階からすべて自家製のものを使用しており、ひとつひとつ手作りされたその素朴で懐かしい味わいは数多の人の舌を虜にしてきました。
甘さを抑えたこし餡が、ほんのり甘酒の香りのする皮の風味を引き立てるとまらない美味しさです。出来たてはもちろん、トースターで焦げ目がつくぐらいに焼くと格別の風味が楽しめました。
今週は通常通り営業します。月曜、火曜、木曜、金曜の午前中です。饅頭の生地で作った蒸しパンが、今日はたくさんできました。ひとつ100円で販売もしていますので、ぜひお買い求めください。 pic.twitter.com/NGwvttCdHm
— 堀川饅頭本舗 (@horikawa_manju) April 16, 2018
長く地元で愛され続けたお店の閉店、やはり悲しいものがありますね…。ですが、お店がなくなっても、『堀川饅頭本舗』の甘酒饅頭はきっとずっと、たくさんの方の記憶に残り続ける味だと思います。
これまでの営業、本当にお疲れさまでした。またいつか復活される日を心から祈っています。
☆情報提供ありがとうございました!
「堀川饅頭本舗」があった場所はこちら↓